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2024.03.29 |

心得の有無

嗚呼嗚消えたぁぁぁ

間違って「戻るボタン」押すのはとても悲しい。


とまぁ。気を取り直します。
一昨日の晩~昨日の昼まで、文章を読み耽ってました。
気が付いたら宵越し
寧ろ正午越し

…。
いやね、文章としてとても素晴らしかったもので、読み止らなかったんですな。


読んだのは俗に言う「二次創作物」ですね。
ところがどっこいこの作品
オリジナルより設定に忠実です
と言うか、オリジナルのストーリィがそもそも設定に全く忠実でないという問題もあるわけですが。設定に対する台詞や言動が何故か全く噛み合わない。
公式なのに何故…?笑
設定に惹かれて手にしたクチなので、そりゃガックリ来ます。
そういう反動もあり、設定に沿う内容は魅力な訳です。

そしてそれ以上に引き込まれたのは
作り込み方。
この作品の作者、実に様々な事を知っていらっしゃる。
専門学的な事も深く知っている。調べたにしても凄い。
そしてそれらを活かし、世界背景や一人一人の言葉遣いに至るまで細かく考えている。
読んでて矛盾が出る訳もない。

殊に惹かれたのは英語の使い分けですな。
基本的に日本語で書かれていますが、時々英語で表記される部分があるんですね。
それと言うのは英語の「質」の差を表す表現であったりするのですが、
これも知る人ぞ知る「質」です。
言ってしまえば「粋」ですかね
あの言語は(他の言語に関してもそうかも知れないが)
使い方が実に奥深い言語であると烏廼は認識している訳ですが、
それらを実に綺麗に表現してあるのですね。
丁寧な遣いまわしや独特のジョーク、地方の訛に関しても心得があるようです。いやぁ、素晴らしい。
烏廼は国外に出たのは一度きり、しかも比較的近距離で英語圏でもないので、英語の細かな違いについては話に聴くだけです。そんな薄学な自分にも解るように書かれてあるのだからまた嬉しい。

主格とされる人物は、同性との経験があると世間では専ら噂の男(…)ですが、そう言う話も海外の文化からすれば不思議ではないんだなぁと改めて納得させられました。
ここに居ちゃ気付きづらい事ですが、そうなんですねぇ。
一部の世界では其の手の趣向で下手に盛り上がる様ですが、個人的にそう言うのは好かないです。それと比較すると、実に知的に冷静に理解できるのは兎角、快いですね。


物書き、否、物作りの人間にとって心得が一つあるか無いか、
それがどれだけ差を生むのか実に痛感した気分です
勉強になるなぁ。
これ、もういっそオリジナルのストーリィにしてくれませんか(を
なぁ、アークシステムさん。
…ん?ここは石渡氏に頼むべきか?

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2006.03.08 | Comments(0) | Trackback() | 日記

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